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このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。

赤い山の町、セドナの魅惑(6)

2006年5月号

 約半年かけて続けたセドナ特集も、今回が最終回。

 セドナの美に魅せられたのは旅人だけではない。ハリウッドの映画界もその目を奪われた。

 今月は、セドナがロケーションとなったハリウッド映画を除こう。

 

 

右写真:セドナ空港
ハリウッド映画とセドナ

 無声映画がはやっていたころの1920 年代。「コール・オブ・ザ・キャニオン(Call of the Canyon)」という無声映画がオーククリーク・キャニオンで撮影された。これがハリウッド映画におけるセドナの初登場だった。

 この時は、オーククリークは大雨による洪水で水面が3メートル以上の高さまでになっていたとのことで、映画作製は多難を極めたようだ。その上、食料、日用品などの調達ができず、スタッフ達はセドナの夏の炎天下を四苦八苦で仕事に励んだ。

 

「トール・イン・ザ・サドル」(Tall in the Saddle)
写真提供:Sedona Historical Society

 その後しばらくハリウッドはセドナに戻ってこないままになっていた。その後、1930 年代になると、「セージブラシュ・サガズ(Sagebrush Sagas)」がセドナをロケーションとして登場した。それからは、次々と映画作製がこの地で行われるようなる。こうして今日に至る80年間、セドナの自然美は数限りない映画監督、俳優、カメラマン、スタントマン、その他スタッフの人々を魅了してきた。セドナをロケーションとした映画に出演した俳優達は、ざっと次の通り。

ロバート・ヤング、ヴァーン・モンロー、ギーン、ターニー、ロバート・テイラー、ランドルフ・スコット、バーバラ・ベル、ロバート、ミッチャム、コーネル・ワイルド、リズベス・スコット、モリーン・オ=ハラ、ジーン・オートリー、ロバート・プレストン、マクドナルド・ケーリー、ジョン・ペイン、レイ・ミランド、ワード・ボンド、タイロン・パワー、ディック・パウエル、グレン・フォード、ヘンリー・フォード、リー・マービン、ロック・ハドソン、ジミー・スチュアート、スターリング・ヘイデン、ジョーン・クラフォード、ジョン・ウェイン、エルビス・プレスリー、
 そして最近では、リンダ・エバンス、リチャード・チェンバリン、ロバート・デニロといった面々だ。もちろん、まだまだ挙げればきりがないほどの映画スターがこの地にやってきている。

 
 
 
 
 
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