このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。
生涯青春の町、サンシティー(1)
2006年7月号
アメリカ大手のディベロッパー、デル・ウェブ(Del Webb)社が手がけた本格的リタイヤメント・コミュニティー、サンシティー。この一大プロジェクトの成功は、世界から注目を浴び続けてきた。 今月は、アリゾナのユニークな町、サンシティーを覗いてみよう。 |
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ダンス教室で一汗 (写真提供:Sun City Visitor's Center) |
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サンシティーとは? |
サンシティーはアメリカ最大規模のリタイアメント・コミュニティーだ。サンシティーの成功後、多数の同様なコミュニティーが建設されてきたが、サンシティーを上回るものは未だ皆無だ。 |
サンシティーの生みの親、デル・ウェブ |
デル・ウェブ(Del Webb) に触れないでサンシティーを語ることはできない。彼のビジョンがアリゾナ砂漠の真ん中に作り上げたリタイアメント・コミュニティー。産声を上げた1960年以来今日まで、日本はもとより世界の注目を浴び続けてきたコミュニティーだ。 |
皮肉な歴史がもたらすビジネスの成功写真提供:Sun City Historical Society |
大型プロジェクトを次々とこなすようになると、彼の会社はもちろん大発 さて、ここで彼に大きな仕事が入って来た。これが、彼のビジネスに巨額の利潤をもたらし、結果的にサンシティー建設の成功へと繋がっていくことになる。 それは、第二次世界大戦という戦争がもたらした皮肉なる歴史だった。パールハーバーへの日本軍襲撃で、在米日系人は強制的に強制収容所に送られていく。アリゾナにも2ヶ所の収容所が建設された。そのうち、ヒラリバー強制収容所は、デル・ウェブ社が請け負ったのだ。
写真提供:Sun City Historical Society |
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