このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。
2010年国勢調査 アリゾナの実態(2)
2011年12月号
本年1月号のオアシスで概略を特集した2010年国勢調査の結果。最近、国勢調査局からより詳細なデータが発表になった。そこで、今月はアリゾナの実態を詳しく数字で追ってみよう。 |
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右上の表は、全米、アリゾナ州、そしてフェニックスのメトロを含むマリコパ郡とツーソンのメトロを含むピマ郡の人口比較。近年の厳しい不況にもかかわらず、アリゾナ州の人口増加は、全米トップのネバダ州に次いで2位の24.6%となっている。一方、ミシガン州は、デトロイトの自動車産業が不況で大打撃を受けたため、多数の人たちが職を求めて他州に移り、人口の減少を示している。 |
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アリゾナのアヒスパニック系は、その圧倒的多数がメキシコ人であることがわかる。メキシコと国境をはさむアリゾナ州では当然の現象である。 |
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右上の表は、州内の主要な市や町の人口、増加率、人種別の割合などを示している。注目されるのは、フェニックスの郊外の市や町が目覚ましい人口急増をしていることだ。マリコパ、サプライズ、アボンデール、エルミラージなどは、ディベロッパーの住宅開発が進み、比較的安価で広い空間の住宅を求めて、多くの人が流れてきている。 アリゾナのアジア系住民に大きな変化が訪れている。これまで一番多かった中国系を抜き、インド系の住民が最大のアジア民族となった。また、ベトナム系の急増も著目覚ましい。 |
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アリゾナのアヒスパニック系は、その圧倒的多数がメキシコ人であることがわかる。メキシコと国境をはさむアリゾナ州では当然の現象である |
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