このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。
2010年国勢調査、アリゾナの実態
2011年1月号
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ヒスパニック人口 |
全米の傾向として、人口増加に大きく寄与してきたのが、ヒスパニック系の人たちである。アリゾナはもちろんその典型的な例である。ところが、ここ数年に行われた当局の強烈な不法滞在者の検挙と強制送還によって、ヒスパニック系のアリゾナ在住者が大量に州外に出て行くことになった。関係者の資料では、2008年から2009年の間に10万人のヒスパニック系住民が州外から姿を消したという。実際は、その数を正確に知る由はないが、46万人がいなくなったという報告をする機関もある。 |
経済不況 |
経済が活況している時期は、アリゾナへ移住する人たちが極めて多かった。アリゾナでは、2001年から2007年の7年間に、毎年17万人の人口増加があったという。これは、あくまでも推定勘定であり、住宅建設の許可数などをベースにしているので、実際の人口よりはるかに高い推定数だったのではないかと見る人が多い。 |
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