このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。
春来たるアリゾナの野花(2)
2020年5月号
新型コロナウイルスの影響で、アリゾナ州でも州知事が自宅待機令を出した。学校は閉鎖され、高速道路を走る車は、めっきり、その数が減り、外出する人たちは激減している。 |
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パロヴァーデ |
日本では、「パロベルデ」と紹介されているマメ科の植物。アメリカ南西部とメキシコ北西部に広がるソノラ砂漠に生息する。スペイン人たちがこの地にやって来たのは、17世紀ころだ。彼らは、この木を見て、「緑のつえ」と称した。スペイン語で緑は、「ヴァーデ(ベルデ)」。つえは「パロ」だ。 |
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パロヴァーデとサワロ
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砂漠で力強く生息するパロヴァーデの木は、ある植物にとって大きな役割を果たしている。それは、サワロ(Saguaro)と呼ばれる巨大なサボテンで、その育ての親といえる。 |