このページに掲載されている記事は、月刊じょうほう「オアシス」誌の記事を出版後に校正し直したものです。
「西部で最も西部的な町」スコッツデール(1)
2010年3月号
1947年にスコッツデール商工会議所が設立され、スコッツデールを宣伝するキャッチフレーズが誕生した。それが、「西部で最も西部的の町」(The West's Most Western Town)だった。最も西部っぽい町を売り物に、最大の収入源となる観光推進を狙ったのだ。そして、それはそのまま今日のスコッツデールの町づくりに反映している。 |
![]() |
スコッツデールの始まりウィンフィールド・スコット(Wilfield Scott)写真提供:Scottsdale Historical Museum |
今から120年以上さかのぼり、1888年にウィンフィールド・スコット(Wilfield Scott)という名の男がフェニックスの周辺を訪れていた。当時従軍牧師であった彼は、眼前に初めて見るアリゾナ砂漠の地に将来の可能性を見た。彼は早速640エーカーもの地を購入すべく、頭金を支払った。値段は、1エーカーにつき3ドル50セントだった。彼が買い取ったこの地が、現在のスコッツデールのダウンタウンとなるのだ。
|
西暦1900年のスコッツデール | ![]() |
市長紹介 |
ジム・レイン(W.J. "Jim" Lane) ニュージャージー州からアリゾナのスコッツデールに引っ越して来たのは、37年前。フィラデルフィアの大学を卒業して会計士となった。そして、国際会計事務所であるKPMGで採用され、この地にやってきた。KPMGで20年勤務し、その後様々な企業をオーナーとして営業し、2004年にスコッツデール市の市会議員として政界に出た。 |
パラダ・デル・ソル(Parada Del Sol) |
もともとサンシャイン・フェスティバルと呼ばれたイベントで、スコッツデール商工会議所がスコッツデールの観光促進を目的に始めたものだ。1954年に市の開発を進める非営利団体であるスコッツデール・ジェイシーズがこのイベント運営を引き継いだ。それ以来、毎年2月に行われて来たカウボーイとカウガールのパレードだ。1956年にはロデオも追加されて、今年は57周年目の行事となった。 |
|
|
アラビアン・ホース・ショー |
1955年以来の歴史がある世界的に有名なアラブ馬のショー。50頭の馬で始まったショーも、現在では2000頭が登場し、世界中の一流オーナー、ブリーダー、トレイナー達が自慢のアラブ馬を参加させてその質を競う。勝利者には、もちろん高額の賞金が払われる。 |
関連記事 |
|