写真を始めました
日本では高校生の時、カメラに興味があったんですが、実際に一眼レフで被写体を撮ってみるということはありませんでした。そんな僕も、いよいよ写真を始めました。一眼レフのデジタルカメラを買い、大学のクラスを取り、プロを見つけては何回もトライしてみました。

ワークショップがあると聞けば、すぐ参加して、プロに質問したりして、何とか上達しようと頑張ったんです。毎日のように、被写体、光、色、角度、影などが頭を廻りまわっていました。夕焼けと朝焼けを撮るのが、写真上達の早道と聞いて、毎朝のように早朝に起きて、山や川などにカメラを抱えて行きました。そして、2年ぐらいすると、コンテストで入賞し、自信をつけました。
アリゾナはとにかく自然が美しい。朝焼け、夕焼け、鮮やかなサボテンの花、赤土の岩山、そして、何よりグランドキャニオンがあります。
セドナもあります。カメラを抱えて、山道を歩きました。結構良い運動です。

でも最近は、自然美もさることながら、人を撮ることに楽しみを覚えています。こちらの人は、とにかく恥ずかしがらない。レンズを向けると必ず笑顔でポーズを取ります。「チーズ」なのか「ハイ」なのか「イェー」なのか。とにかく口で何かを声を出したりしてくれます。シャッターを切ると、どんな風に撮れたら見せてくれ、と言ってくる人も多い。僕は、いろんなイベントに顔を出して、そこにきている人たちにカメラを向けます。「キャナイ・テイク・ピクチャー?(写真をとっていいですか)」と声をかけると、「ノー」という人はいません。時々、「ホワイ?」と言って、なんのための写真か聞いてくる人もいます。要するにわからなければ、わかろうとして話しかけてくれるんです。
イベントには、積極的に顔を出して、写真を撮りました。なにせ、出版の仕事をしていますから、イベント広報担当者に掛け合って、報道カメラマンですと言って、許可を取ります。プロ野球、ゴルフトーナメント、サイクリング・レース、アイススケート・ショー、コンサート、アコンベンション、展示館、フェスティバル、ファッションショー、パレード、または政治家の記者会見など、いろんな場に出て、シャッターを押し捲りました。僕にとってもいろんな勉強ができて楽しく写真を上達させることが可能となりました。
僕はアリゾナの人たちが大好きなんです。もちろん変な人もいますが、フレンドリーな人が多い。毎日晴天のせいでしょうか。太陽が明るい心を人々に与えているかもしれないと思ったりします。日本では、「夕焼け小焼けで…」と歌って、明日は天気になあれなんて、空に向かってお願いしたりしましたが、ここでは、明日の天気はまず考える必要がないんです。まずほぼ確実に、朝には陽が昇ってきますから。さて、明日も朝焼けの写真を撮ったら行こうかなも、と思います。