州都フェニックスってどんな町?その1
① 人口増加トップの町、フェニックス
アリゾナで最も大きな市は、何と言ってもその州都であるフェニックス市。人口は165万人。しかも、本年(2023年)、国勢調査局の調査では、アメリカで最も人口が増加している市は、フェニックスだと発表されました。また、フェニックス市は、全米で5番目に大きい都市となりました。

最新の国勢調査局による発表では、
① ニューヨーク
② ロサンゼルス
③ シカゴ
④ ヒューストン
⑤ フェニックス
⑥ フィラデルフィア
⑦ サンアントニオ
⑧ サンディエゴ
⑨ ダラス
⑩ サンノゼ
の順だそうです。
こんな暑い町になぜ人が集まる? 僕もフェニックスの住民なので、その原因追及に興味があります。
まず、経済的な要因。生活費が比較的安い。僕は時々、カリフォルニアに行きますが、いつも、その物価の高さに閉口してます。ガソリン代がアリゾナに比べて、あまりにも高い。高速道路は、有料が多く、移動するにもコスト高。ましてや、そこに住もうとしたら、住宅はまず高すぎて僕などの庶民では、買えません。と言ってアパートなんかに住もうなら、毎月の賃貸は、とてもじゃないけど、手が出ません。
以前、カリフォルニアの会社から仕事の誘いがありましたが、引っ越さなくて良かったと心から思ってます。給料が倍になっても、支出は倍以上です。
近年、カリフォルニアからアリゾナに移ってくる人を多く見かけます。カリフォルニアで自宅を売りに出して、そのお金でアリゾナのもっと大きいな家を購入しても、現金が残るんです。これは魅力的ですよ。

フェニックスの人口が増えているもう一つの要因は、何と言っても、気候です。僕が暖かい場所を求めて来たんですから。似たような人は結構います。特に、イリノイ州シカゴから冬の厳しさに嫌気がさして、アリゾナに来る人の多いこと。他州からアリゾナに移住してくる人の内、その州から一番多くの人が来ているのかと調べると、やはり、イリノイ州なんです。
シカゴは、寒いだけでなく、近年、銃暴力で毎日人が撃たれて亡くなっています。特にシカゴ南部の黒人区域では、深刻な問題となっています。僕が知っているだけでも、かなり多くの黒人の家族が安全を求めて、フェニックスに移って来ています。
面白いのは、かつてNBAバスケットボールの選手権大会で、シカゴ・ブルズのチームがフェニックス・サンズとファイナル戦を戦ったことがありました。しかも、そのスタジアムは、フェニックスです。会場は、ファンで満員。何万というファンが詰めかけ、応援に来ました。ほとんど人たちがフェニックスやその周辺に住む住民です。ところが、試合が始まると、半分くらいのファンは、シカゴ・ブルズを応援しているんです。フェニックスに住んでいても、もともとシカゴからきた人たちは、シカゴ・ブルズのファンなんです。その上、シカゴ・ブルズには、あの有名なマイケル・ジョルダンがいたんですから、なおさらのことでしょう。
温暖な気候は、神経痛や喘息などで苦しんでいる人にとってもプラスになります。フェニックスは、かつて肺結核の患者が全米から来て治療を受けたことで有名です。アリゾナには医療施設が多く、医療関係の仕事に就く人がたくさんいます。